桜の散る頃 京都へ行ってきました。
私 よく知らないんですけれど ゲームやアニメで「薄桜鬼」っていうのがあるそうで
もう直ぐ映画も上映されるそうです。 http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
「薄桜鬼」は新撰組が係わる幕末の物語 今回は、その舞台となった場所を巡るのだそうです。

新撰組に興味は無かったし、新撰組といったら 沖田そうじ、金藤日陽、膝方歳三が登場する
漫画「マカロニほうれん荘」が真っ先に頭の中に浮かぶ人なのですが、楽しめるのでしょうか?
予約しておいた駐車場に車を置いて 小雨の中 てくてく歩いてやってきました。

新選組屯所・旧前川邸 http://kyu-maekawatei.com/
「誠」の旗に ちょっと盛り上がります。

近くの和菓子屋幸福堂 「誠」饅頭

八木邸 新選組発祥の地 壬生屯所旧跡
http://www.mibu-yagike.jp/
14代将軍徳川家茂の上洛にあたり その警護の為に結成された新選組前身の浪士隊
芹澤鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司らは八木家を宿所としていたそうです。

新撰組がいるー
新撰組局長っていうと近藤勇だよねって思いますが、当初の筆頭局長は芹澤鴨
この芹澤鴨さん 恐喝や力士と乱闘、揚屋角屋での乱暴狼藉・・・かなり危ない人だったようで
八木邸にて身内に暗殺されてしまいます。 その時に鴨居につけられた刀傷も見ることができます。
ガイドのおじさんがお話してくれるので、予備知識が無くても楽しめますよ。
http://www4.ocn.ne.jp/~mibu/shinsengumi/jiken.html

京都鶴屋「鶴壽庵」 屯所餅
八木家の見学料が\1,000 って言われて、最初「外で待ってるわ」って思ったんですが
抹茶、屯所餅付きだし、まあ良いかって入ったのが正解でした。
おじさんのお話が面白くて この屋敷で そんなドラマがあったのねって想像すると
その時代にタイムスリップすることができます。

隣の壬生寺を回って、島原の角屋へやって来ました。
角屋は今の料亭にあたる揚屋で、暗殺の日、芹澤鴨、近藤勇達 新撰組は芸妓総揚げの宴会を開いたそうです。
ぐでんぐでんに酔っ払って、田んぼの中を籠で八木邸に帰る芹澤鴨 そして暗殺されてしまう。

松の間で 庭を眺めながらガイドのおじさんのお話を聞く。

ここで芹澤鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司達 新撰組の若者が飲んでたのか~
ちょうど私たちだけで 親戚のおじさんに昔話を話して貰ってるみたい。 面白かった。

雰囲気あるなー

新撰組が付けた刀傷
2階の座敷を見学するのには事前に予約が必要なのですが、ちょうど空いていたので見ることができました。
2階の座敷「青貝の間」にも、新撰組が酔っ払って付けた刀傷があります。(2階は撮影禁止)
怖いもの無しの若者達は、何を夢みて飲んだくれてたのでしょうね?

島原大門

世界遺産の西本願寺
川向こうの東本願寺は火災で焼けて世界遺産にはなっていないのだそうです。

太鼓楼 第2の新撰組屯所・西本願寺 http://kyotohotelsearch.com/blog/2010/03/24/nishihonganji/

天満屋騒動跡 海援隊VS新選組 http://osaka-siseki.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/vs-6011.html
今は石碑があるだけなのですが・・・

油小路の変跡 ~ 御陵衛士残党を粛清した血の闘争跡 http://www.javara.net/kyoto/content/view/76/32/
今は何も無い 肉屋さんが立ってるだけ コロッケでも買って食べればよかった。
ガイドブックを頼りに探し当てるのも なんか楽しいのですね。
P.S.
4/24 NHKの歴史秘話ヒストリアで斉藤一の物語を放送していました。
番組の中で この場所が出てきましたね~。
第144回 新選組最強ヒーロー!斎藤一 http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/163.html
来週は、「坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る」だそうです。 見逃せねー

不動堂村屯所跡 新選組の三番目の屯所
京都 中学生の時に修学旅行で来たけど あまり魅力を感じませんでした。
けれど 最近はのんびり歩いてみても良いかなーと思います。 早朝の京都なんてどうだろう?
遅いお昼に ぶらっと入った喫茶はっぴーはうす ランチメニュー自家製エビ天丼 安くて美味しかった。
店の方と少しお話をしたのですが
嵐山とか東山へは行かないの?って・・・もったいないって言われました。
京都は桜の綺麗な名所も多いし、丁度 京都御所はご開帳 清水も混んでるんだろうな~と思いながら
マイナーな名所でも 物語のある場所を巡るのは楽しいものです。
混んでいないし のんびり物思いにふけるのもいいもんだ。

今回は、るるぶ薄桜鬼(JTBのムック)を片手に歩いて巡る旅でした。
自分1人では絶対に来なかった場所ですが、なかなか楽しかったです。
こういう売り方をすれば 一般的にはマイナーな場所でも 訪れたくなる名所になるんですね。
アニメの聖地巡りなんてのもあるそうですが
物語は大切だよね 空想が膨らむ!
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